海ごみのこと

About Marine Litter

門前町沿岸に溜まった海ごみのなかで圧倒的に多いのは漁網やロープ、ブイ、アナゴ筒、プラスチック製容器などの漁業系廃棄物です。このうち、漁網やロープの多くは岩礁に引っ掛かったり、砂浜に埋まるなどして引っ張り出すことが出来ないまま、永遠に放置されています。また、魚箱と思われる発泡スチロール製の容器は粉々に砕け散り、ゴムくずなどとともにしぶとく堆積しています。日本語や外国語(韓国語、中国語、ベトナム語等)のラベルが貼られたペットボトルや生活用品も非常に多く目にします。

手に負えなくなった浜掃除

各地区の村しごととして浜掃除が行われていた頃は、自ら集めたごみを定期的に浜で燃やして処理していました。半世紀にわたって人口減少と高齢化が進む一方で、海岸に打ち寄せられるごみの量は容赦なく増え続けています。2021年4月1日に漁業系廃棄物の屋外焼却が原則禁止されて以降は、多くの集落で清掃の継続が難しくなってしまいました。「年寄りばっかりで岩場のごみなんか拾えんもん!」「燃やせんくなったからなぁ…」「業者がやってくれるさかい(大丈夫大丈夫)」といった声がどの集落からも聞こえてきました。近年では、輪島市と漁業協同組合がそれぞれの管轄域について業者を選定して清掃していましたが、能登半島地震以降はそれもストップしています。

私たちと一緒に活動しませんか?

門前町の海岸には、台風や冬の偏西風の影響であっという間にごみが漂着します。いつしかごみのある海岸風景が当たり前になりました。今後、業者さんによる清掃が再開されたとしても、年間を通して綺麗な海岸を維持するのは簡単ではありません。海沿いに住む私たちのみならず、地域内外のあらゆる力を借りて取り組む以外に解決の道筋はなさそうです。門前クリーンビーチ作戦は、すべての参加者にとって楽しく、気晴らしや交流のきっかけとなるような海岸清掃を企画・調整させていただく役割を担っています。

門前クリーンビーチ作戦の
応援をお願いします

この活動は、地元の自然や暮らしを未来につなげるための一歩です。
皆さんからのご支援が地道な活動を続けるための力になります。
ぜひ、応援をよろしくお願いいたします。