
黒島
黒島町は江戸時代に天領として北前船の船主や船員らが居住し、海運業とともに栄えた町です。海を臨む集落には、黒瓦と下見板の美しい町並みが残り、能登半島では唯一、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
しかしながら、能登半島地震によって旧角海家住宅、若宮八幡宮を始め、多くの住宅や建造物が大規模な被害を受けました。また、海岸線が最大240メートル遠のき、東京ドーム5.5個分が陸化したため、干上がってしまった黒島漁港からは船が出せない状態です。門前町の他の地区と同様、海の幸の豊かな場所で、岩場の手前には砂浜が広がっています。
DATA
- 住所:石川県輪島市門前町黒島町